プラスチックフリーを目指す!エコフレンドリーな食器洗いスポンジを徹底的に試してみた
by 平野優子環境問題に関心を持ち、少しずつプラスチックフリーなものに切り替えていたときに視界に入ったのが食器を洗うときのスポンジ。
ショップオーナーは長年、100円で数個入って売られている可愛らしい色のスポンジを使っていましたが、「いやいや!これまさにプラスチックだよね!」と気がついて以来、主にこちらのヘチマスポンジを使用していました。
私はとても気に入っていましたが、使い始めや無漂白のものは硬め。
そのため、かなり好みが分かれることが分かりました。
そこで、
「エコグッズだってお気に入りを見つけるワクワクを味わって欲しい!」
「地球に優しい=使いづらいと思って欲しくない。」
そう思い、ショップで取り扱うキッチンスポンジの種類を増やすべく、私の地球に優しいキッチンスポンジ探しの旅が始まりました。
たくさんの地球に優しいキッチンスポンジが届いた
使いやすいスポンジを探し出すため、たくさんの地球に優しいスポンジのサンプルを取り寄せました。
今回試すのは13種類。
縫い方、接着の仕方、紐の有無、素材…と様々なバージョンを用意していたら、予想以上のスポンジの種類に。
様々な方の意見を聞くため、数人にサンプルを試していただきます。
今回試すスポンジの素材はこちら。
・ヘチマ
・セルロース
・ココナッツファイバー
・サイザル麻
それでは、今回試してみた使用感を素材ごとに記載いたします。
ヘチマ素材のキッチンスポンジの使用感
薄く切ったヘチマ1枚だけのもの、
2枚のヘチマを縫い合わせたもの(両面ヘチマ)、
セルローススポンジと縫い合わせたもの…と様々な種類があります。
さらにセルロースとヘチマを合わせたスポンジは、「セルロースの端のみを縫い合わせているもの」と、「薄いセルロース全体をヘチマと縫い合わせているもの」とあります。
ヘチマスポンジだけでもたくさんの種類がありますね。
様々なヘチマスポンジを使用した感想はこちら。
- 個体差もあると思うが、ヘチマは漂白しているもののほうが柔らかめなものが多い(無漂白のほうが硬め)
- 今回のサンプルは全て中国産のヘチマを使用していますが、国産のヘチマは中国産のものより柔らかいです。
- 無漂白の両面ヘチマスポンジはかなり硬めのものが多いので、鍋の焦げ付きやこびりついた汚れを落とす用途に便利そう(たわしのような用途)
- ヘチマとセルロースを縫い合わせたスポンジは、セルロースが厚いほうが両方の素材の良さを活かすことができる
- 1枚のヘチマスポンジはプラスチック製のスポンジと比較的同じように使える(薄いので曲げやすく洗いやすい)
- ヘチマは汚れもつきにくく丈夫
- セルロースとヘチマを縫い合わせたものは硬い面と柔らかい面があるので、一つのスポンジで二通りの使い方ができるので便利。ただし硬めなので細かいところは少し洗いにくい。
セルロース素材のキッチンスポンジの使用感
セルロースは見た目はプラスチック製のスポンジのようですが、パルプ(植物繊維)から作られているので天然素材100%。
ヘチマスポンジ同様、使えなくなった時は土に埋めると自然に還すことができます。
セルローススポンジを使用した感想はこちら。
- 柔らかいので通常のプラスチックからできたスポンジと同じように使える
- 細かいところも洗いやすい
- 柔らかいのですぐに破れるかと思ったがとても丈夫
- こびりついた硬い汚れは落としにくい(ヘチマスポンジや硬いブラシとの併用が便利そう)
- スポンジに汚れ(食品の色)が移りにくい
ココナッツファイバー・サイザル麻素材のキッチンスポンジの使用感
- 薄いセルロースとサイザイ麻を縫い合わせたもの
- 厚いセルロースとサイザル麻を縫い合わせたもの
- 接着剤でセルロースとココナッツファイバーを接着したもの
- 厚いセルロースとココナッツファイバーを縫い合わせたもの
- 柔らかいのでコップや小さいものも洗いやすい
- ココナッツファイバーとサイザル麻の使用感は非常に似ている
- ココナッツファイバーやサイザル麻は、セルロースよりは硬いがヘチマほどの硬さはないので、こびりついた汚れの落としやすさはあまりない
- ココナッツファイバーやサイザル麻の繊維に汚れが挟まると、取りづらい
プラスチック製のスポンジに使い慣れている方も簡単に切り替えできそう!
まとめ ーどれをショップで取り扱うか?ー
- 厚めのセルロースとヘチマを縫い合わせたスポンジ
- セルローススポンジと1枚のヘチマスポンジの2種類を併用する
- セルローススポンジと両面ヘチマの2種類を併用する
というように好みは様々でした。
- 1枚のヘチマスポンジ(無漂白・紐なし)
- セルローススポンジ
- ヘチマスポンジと厚いセルロースを縫い合わせたもの←こちらはオリジナルブランドで準備をすすめていたもの